今月のオレ機体!3月号

キミだけのメカから始まるオリジナルストーリー。

 

chapter09『裏ナイト・デュエル粛清作戦4』

機体名:陽機_クノイチ
機士名:コウマ

 

学園機士連盟上層部の中には、同じ連盟内の者にも秘密裏に結成された「自然主義組織」なるものが存在する。
ここで言う「自然主義」とは、哲学、科学、文学または芸術面におけるそれではなく、今の人類の文明を否定し、
地球を本来あるべき姿に戻そうという考えである。

この組織の構成員は、連盟内のあらゆる部署に存在し、「裏ナイト・デュエル粛清作戦」を指揮する
「特務部門」に籍を置く者もいた・・・


今回の作戦は、裏ナイト・デュエル関連施設だけでなく、その周辺地域にも甚大な被害をもたらす事が予想される。
そこで「自然主義組織」は、本作戦に乗じてある実験を行おうとしていた・・・。
その実験に使われる気体が、開発されたばかりの新型魔導炉を搭載した「木」属性の機体「陽機_クノイチ」である。

クノイチの開発経緯は、森林資源の枯渇した土地に、遺伝子操作された植物の種と人工的な「木」の魔導粒子を反応させ、

効率的に緑化を行う為の装置を作るというもの。


その為、クノイチには武装と呼べるものは付いておらず、左腕の砲塔の様なものも、種子の入ったカプセルを射出する為のものである。
あくまで戦闘行為は行わず、その後処理と復興の為に投入される筈であったクノイチ。

しかし、今回の作戦中激しい戦闘の只中、クノイチの姿を目撃することとなる。
だが、それは記録に残ることは無い・・・。

なぜなら向き合った機体が、クノイチの攻撃により機士を含め痕跡すら残さず一本の樹に変わり果ててしまうのだから・・・。

 

 

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